ザ・バンク 堕ちた巨像
DVDの裏面に記載されているストーリー紹介文
世界の富裕層から莫大な資金が集まる欧州を代表する銀行IBBC。しかし、その取引には違法行為の疑いが…。ニューヨーク検事局のエレノア。ホイットマンと共同で捜査に乗り出したインターポール捜査官のルイ・サリンジャー。ペルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そしてイスタンブールへ。次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処から流れているのか。核心に近づくあtび断ち切られる真相解明の糸口。サリンジャーは、強大な権力をまとったメガバンクに、一人で立ち向かう決意をする。そして、真実を暴くため彼は法の枠さえ越えようとしていた―。
以下ネタバレもありますのでご注意下さい
映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』について感想と評価を紹介しています。映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』は主演クライヴ・オーウェンで監督がトム・ティクヴァの映画になります。
面白い作品です。個人的な話ですが、ファイナンス系の授業を受けた事もあり、そこでは普通にタックスヘイブンなどの単語がちょくちょく出るのですが、恐らく一般の人が人が思っている以上に銀行系と言うのは、汚い事を平気でやる世界なので、銀行も含めて、金融系全般の会社が嫌いです。モラルを感じません。
嫌いなので、こういった銀行が悪い事をしていると言うストーリーは大好きです。世界的な銀行のIBBSがアフリカの方のゲリラ部隊に対して、武器提供を行い、見返りに借金と言う形で、樹立された政権を牛耳ると言う目論見ですが、これは、たぶんですが実際に行われていると思います。
ちょっと別の作品になりますが、ブラックダイヤモンドの世界で、ダイヤモンドの密輸入をしている主人公に対して、女性記者がインタビューを行い、過酷な環境の中で子供を働かせて、罪の意識を問う場面がありましたが、じゃ、お前の雑誌に載ってるダイヤモンドの広告で金を貰っているお前はどうなんだ?と言うやり取りがありましたが、あれと同じ感覚が見ていて湧きました。
一方で利益を享受している人が居ながら、一方で不正で行われている。小さな事で言えば海賊版などもそれに該当すると思いますが、事が銀行となると、規模も違ってきます。
作品では事件を追っているうちに、刺客が現れたりしますが、それを掻い潜り、最終的に目的のボスを殺す所まで行くのですが、俺を殺してもどうせ次に同じ奴が現れるぞ。と言うセリフが印象的です。
銀行と言う金融の仕組みが問題だ。と言う事なんだと思います。実際にはボス役の人間は組織の人間に殺されてしまい、また次の頭のすげ替えで終わると言う感じで物語は終わります。
ブログではないので、個人的な別件について触れるのもどうかと思いますが、東京電力株式会社は組織として腐っているので、株主総会で頭を変えた所で、この会社は絶対に変わりません。根っこが腐っているので、抜本的な対応として、少なくても、半分以上の人間を首にして、新しい人材を入れて、組織体制を一新しない限り、腐った社風は変わらないと思います。
ザ・バンク 堕ちた巨像のサンプルトレイラー
主演 |
監督 |
脚本 |
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クライヴ・オーウェン |
トム・ティクヴァ |
エリック・ウォーレン・シンガー |
その他の出演俳優1 |
その他の出演俳優2 |
その他の出演俳優3 |
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ナオミ・ワッツ |
アーミン・ミューラー=スタール |
ブライアン・F・オバーン |